familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

2018-01-01から1年間の記事一覧

年末進行②

年末日記その2。 年末進行でドッタバタしている中、念願の姪っ子氏が帰国した!姪っ子氏が里帰りしていた夏のことを思いだしてびびる我々であったが、今回は大人6人に3歳児1人である。会わないうちに姪っ子氏も成長してるだろうし事前に出来る限り仕事も…

年末進行①

絶賛、年末進行中。ここ数週間、珍しく余裕なくバタバタ働いている。(それでも業務量的にはサラリーマン時代の繁忙期の方が大変だったような気もするけど、何度も言うけど大変さの質が違う。) 今年は12/27仕事納めが目標。うちの会社のリードタイム(注文…

警戒心を持って働くこと②

しばらく滞りました。年末らしい忙しさがじわじわと押し寄せて来た。。 ビジネス上の詐欺から身を守るよう、警戒心を持って働くこと。大企業のサラリーマンとして働いた10年間ではあんまり身につかなかった能力だけど、今の仕事ではすごく重要な能力だった…

警戒心を持って働くこと①

少し話題が古いですが、積水ハウスの地面師詐欺事件に注目しています。 住宅大手の大企業、積水ハウスが地面師という土地専門の詐欺グループに欺され63億円もの被害を出してしまった・・という驚愕の事件です。63億円って、、うちの会社の何年分の売上だよー…

ジタバタすればキャパは広がる②

最近のジタバタ話、その2。 facebook経由でインドのお客さんからコンタクトがあった。彼のかなりぎこちない英語を解読するに、とある機械の特殊な部品(正確には部品の部品)を探しているとのことだ。 調べてみるとうちの取り扱いラインには無かったので、…

ジタバタすればキャパは広がる

海外のお客さんより、「~の○○がどうしても欲しいんだけどなんとか手に入らないかー!」という依頼が舞い込むことがある。往々にしてこの手の案件は簡単に手に入る物ではなかったり、代理店の都合で簡単に流通出来ない事情があったりと、一筋縄ではいかない…

時差問題と働き方

family businessを営むうちの会社には定時などという概念は無い。必要であれば深夜早朝でも働くし、仕事さえ片付いていれば世間的なワークタイムに働く必要はない。 元サラリーマンとしてはラッシュアワーの満員電車に乗らなくて済むのは大きな喜びだし気楽…

我が家の蟻塚②

蟻塚をめぐる我が家の戦いの話の続きです。 読書会で出会ったことをきっかけに結婚したこともあり、"読書夫婦"を自称している我々ですが、ここ最近はかなりお恥ずかしい読書量であり、蟻塚まみれの日々を贈っている。 読書夫婦の名前に恥じない読書量を取り…

横ドラが怖い話②

人生初の横ドラ、なんとか無事に生還しました。 同乗してくれたインドのお客さんは現地に巨大な倉庫と数十人の従業員を抱える大きな会社の経営者。20歳くらい歳上の方である。 新大阪駅からうちの事務所までお客さんと二人で1時間程のドライブ。直前まで…

横ドラが怖い話①

横飯(ヨコメシ)という言葉がある。 元々は駐在員用語で、外国語で食事をすることを指す言葉だそうだ。(もしかしたら死語なのかもしれないけれど)この言葉が生まれた背景には、語学が不慣れな人間にとって外国語で話しながら食事をするのはすごく難しいと…

我が家の蟻塚①

読書の秋ですね。 私をファミリービジネスの世界に引きずり込んでくれた妻とは4年前にとある読書会で出会った・・というのが馴れ初めです。(いつか機会があれば交際時代編も書きます。どこにも需要は無いでしょうが・・) という訳で、我々夫婦の共通の趣…

モバイルベースな人達③

最近導入して一番便利になったものは、ハイテク感ゼロですが「e-fax」(電子FAX)です。 仕事における技術革新は常にまだらに進行するようで、モバイル化の流れが進んだからといって一瞬で全てがモバイルに切り替わることはないようだ。現にうちの会社は「ア…

モバイルベースな人達②

モバイル端末の技術が進歩していつでもどこでも仕事が出来る時代が到来した。貿易マンにとっては有り難い時代である。それに呼応するように、企業や世間はリモートワークや在宅ワークなど、オフィス以外の場所でも働けることを支援する風潮になってきている…

モバイルベースな人達①

パソコンが普及する以前の貿易マンはエアメール(手紙)で仕事上のやりとりをしていたそうだ。手紙が往復するのに早くても1ヶ月。電子メールが普及した今となっては信じられない時代だ。そして電子メールに続くコミュニケーション革命・・とまでは言えない…

フィリピーノご接待

フィリピンからのお客さんとの商用で横浜出張でした。 先方もファミリービジネスを営んでおり、今回は父・母・娘の3人で訪問してくれました。お会いして一緒に食事をするのであれば、お互いファミリービジネス同士が一番コミュニケーションが取りやすい。 …

バーチャルお義父さんシステム

いつか中古機ビジネスについて書いた話の続きです。 日本国内の印刷業者さんが廃業や買い換えなどの理由で印刷機を手放すことがある。(残念ながら最近は廃業案件の方が多いのだけど)手放されるのは何十年と使用された機械だけど、日本製印刷機はそもそもモ…

ウッタラ・バンクの謎

家族で貿易業を営む我々は、海外の銀行とやりとりをする機会が結構多い。貿易の世界では「早く商品をよこせ!」「いや、金が先だ!」・・といった西部劇みたいな(?)シチュエーションになることがよくあるので、そういうときは銀行に間に入ってもらって取…

夏の思い出②

夏の思い出。その2。 3歳児と一つ屋根の下で仕事をする・・というだけでも大変だったのだけど、もう一つ大変なことがあった。姪っ子氏は"トイトレ完遂"のミッションを背負って日本に帰ってきたのだ。姪っ子氏は中東某国に帰ったらすぐに幼稚園入園を控えて…

夏の思い出①

中東某国で暮らす姪っ子&義妹氏が帰省していたので、交代で姪っ子の子守をしながら家業を営む夏でした。 学生時代保育園でアルバイトしていた私は無駄に子供の相手が得意で、姪っ子氏は大いに懐いてくれた。嬉しい反面、3歳児のパワハラに手を焼く日々であ…

狩猟と農耕

お仕事の話。 うちの会社には事業の柱が2つある。一つが中古印刷機の輸出、もう一つが印刷業に関係する各種消耗品(インクとか)の輸出である。この2つの商売は、仕事の性格が大きく異なる。 中古機ビジネスは基本的に売り手優位の商売。中古の印刷機はモ…

展示会の風景⑥

展示会編、最終回です。 記事にするまでもなかった諸々の雑感たち。 ○展示会の場では、「期待の新製品!」「憧れのテクノロジー!」と大手各社が大々的に新商品をPRするのだけど、実はオフセット印刷機というのは構造的にはここ20年くらいあんまり進化して…

展示会の風景⑤

展示会の機能とは、第一にビジネスマッチング、第二に顔繋ぎ。そして忘れてはいけない第三の機能があるとすれば、"同窓会"だろう。 ここ30年くらいの間で貿易の世界のビジネスのやり方は目覚ましい変化を遂げた訳だけど、展示会のスタイルだけはほとんど進化…

展示会の風景④

この展示会における我々の大きなテーマは"次世代"。 70を迎えた義父を中心に家族で貿易商社を営む我々ですが、あと何回、義父と一緒にIGASに参加できるのだろうか。義父があまりに元気なので忘れがちだけど、近い将来の世代交代についてはそろそろ真剣に考え…

展示会の風景③

しばらく滞りました。更新が遅いのは実生活が充実している証拠ということで・・ そんなこんなで開幕したアジア最大の印刷機材展示会、IGAS2018。IGASにブース出展をするのは、うちの会社の32年の歴史の中でも初めてのことである。 展示会の出展費の定価は1…

展示会の風景②

東京出張より戻りました。 うちの会社には、実はまったく同じ会社名のパートナー企業が台湾に存在する。 パートナーと言っても資本関係がある訳ではなく、既定の取引関係がある訳でもない。純粋なる友情関係である。お互い家族経営なので、まるで家族付き合…

展示会の風景①

1週間ほど東京出張に行ってきます。IGASという世界4大印刷業展示会に数えられる大きな展示会に出展する機会を頂きました。(しばらくブログの更新が滞りますが、ご容赦下さい。。) IGASは3~4年に1度のペースで開催されているのだけど、前回のIGASのとき…

ファミリーライブラリーを作ろう!③

ファミリーライブラリーの話、最終回です。 義母の子育て日記が出てきた。義母が子育て日記をつけていた頃は、義父が裸一貫で独立したばかりのまさに創業期でもある。何冊もの大学ノートに几帳面に綴られた子育て日記を読むと、不安と苦労と喜びに満ちたうち…

ファミリーライブラリーを作ろう!②

ファミリーライブラリーの話の続き。 ファミリーライブラリを作るにあたって実現したいことをまとめると、以下の3つです。 1、写真やビデオの散逸のリスクを最小化する 2、時系列&イベント別に管理し、必要なときすぐに参照できるようにする 3、ただ管…

ファミリーライブラリーを作ろう!①

家族で小さな貿易商社を営む我々ですが、うちの会社の創業は32年前。その当時妻はまだ5歳であった。当時の写真を見せてもらうと、子供時代の妻がヨーロッパから来たお客さんの膝に座ったり馬乗りになったり・・、随分自由なご接待をしている様子が分かる…

英語が喋れるようになった・・・?

先日の出張ではドイツ、オーストラリア、中国の人々とまる一週間行動を共にして仕事、観光、会食・・と様々な用事をこなした。その間の会話は全て英語なのだけど、出張の終わり頃にふと気づいたことがある。 ・・・あれ、いつの間にか私・・・英語喋れてる・…