夏の思い出②
夏の思い出。その2。
3歳児と一つ屋根の下で仕事をする・・というだけでも大変だったのだけど、もう一つ大変なことがあった。姪っ子氏は"トイトレ完遂"のミッションを背負って日本に帰ってきたのだ。姪っ子氏は中東某国に帰ったらすぐに幼稚園入園を控えており、それまでにトイレに行けるようにならないと入園に支障が出るかもしれない・・という結構切羽詰まった状況でもあった。
なので姪っ子氏は日中はオムツを外してトレパン(通称お姉ちゃんパンツ)で過ごす日々だった。トイトレ中の幼児は時限爆弾のようなもので家族全員、常に注意していなければならない。姪っ子氏がもじもじしたり、おしっこ~と言い出したら直ちに姪っ子氏を抱えておまるにダッシュする・・というスリリングな日々であった。
試行錯誤の末に辿り着いたのは「自己啓発本作戦」。義妹が図書館やメルカリで沢山のトイトレ系の絵本や紙芝居(通称自己啓発本)を準備して、それを読み聞かせることで苦手意識を減らす作戦だ。意外にも喜んで読んでくれたり、時には自分で紙芝居をやりたがったりと、少しづつトイレへの抵抗が無くなっていったようだ。
そしてもう一つ上手く行った?のが「後輩作戦」。
ステラちゃんという赤ちゃん人形(通称後輩)を我々夫婦から姪っ子氏にプレゼントして、まだオムツが取れないステラちゃんの教育を姪っ子にさせるという作戦だ。丁度人のお世話を焼きたい願望が芽生えてきたタイミングだったのか、熱心(?)にお世話をしてくれたのだが・・・、
「みーちゃーん、ステラちゃんのオシメ替えてあげてー」
「ああもう!!!!もーおしっこばっかりしてー!!!」
「・・・・しらない!!」
「えっ」
「みーちゃんもうしらなーい!!!!!」ダダダダダ・・・(走り去る音)
大人達が薦めすぎたせいか、ヒステリックに育児放棄をするようになった。。。自分自身のトイトレを客観視することでトイトレ完遂に繋げる成長のプロセスだったと信じよう。。。