familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

2018-01-01から1年間の記事一覧

深圳・上海出張⑩

いい加減長いので最終回です。 中国ネット規制に思うこと。ご存じだと思いますが、中国は国策として国外発祥の大手インターネットサービスの多くを規制(アクセス禁止)している。規制対象となるのは、Facebook、Google、Youtube、twitter、Line、2ちゃんね…

深圳・上海出張⑨

おまけです。観光編。 ○外灘Wホテル 上海の夜景は世界的に有名な観光スポットですが、2017年に開業したばかりのWホテルは穴場です。 Wホテルはスターウッド(マリオット)系列の高級ホテル。ここから見える上海の夜景は異世界感たっぷりで宿泊客でなくても十…

深圳・上海出張⑧

海外でタクシーに乗ることのストレスについていつか書いたけど、上海でも2回ほど悪質ぼったくりタクシーに遭遇した。8回乗ったうちの2回なので確率としては3割弱だけど、体感値としては5割くらいだ。いずれも完敗ではないものの、すごく後味の悪い乗車経験…

深圳・上海出張⑦

この旅の二つ目の目的である文具の展示会に参加するため、飛行機で深圳→上海に移動。 蜃気楼が見えそうなほど巨大な展示会場で開催される上海文具展2018。Sさんの会社は高額な参加費を支払ってこの展示会にブースを出展している。有り難いことに我々も彼らの…

深圳・上海出張⑥

深圳最終日は視察兼ねた観光。中国の画家が集うエリアでの画材店めぐりの一日でした。 深圳の街を見て進んでるなーと思ったのは、やっぱりスマートフォン決済。 ・駐車場代の支払いは全てスマートフォン決済。駐車場の出入り口にカメラが設置されており、そ…

深圳・上海出張⑤

スピーチも無事に(?)終わり、パーティーは華やかにお開きになった。 パーティー終了後も、我々海外勢は会場に居座り残ったワインをかき集めて勝手に二次会を開いていた。オーストラリアのRさんとドイツのN夫妻とはたった半日行動を共にしただけだが、この…

深圳・上海出張④

この出張最大の目的の一つ、Sさんの会社の10周年記念パーティーに参加した。 さてこのパーティー、どんなノリのパーティーなのか事前に皆目予想がつかなかった。中国の会社のパーティーなんて参加したことなど勿論ないし、会社は成長しているっぽいけどSさん…

深圳・上海出張③

深圳のSさんの新事務所に訪問。我々が知る限りで3カ所目のオフィスである。引っ越す度に人が増えて事務所が大きくなっておる・・ 朝食会の流れからの大所帯で事務所を訪問するものの、特に何かプログラムがある訳でもなく、ただただ事務所に居座る会だった…

深圳・上海出張②

だいぶ南に移動したので予想はしていたけど、現地は梅雨時の日本以上に蒸しっとする暑さでした。(気温以上に湿度がすごかった。室内で壁が結露するほどの湿度らしい。) 深圳の初日はホテルでの朝食会からのスタートでした。おしゃれな言い方をするとパワー…

深圳・上海出張①

6泊7日の中国出張より無事に戻ってきました。(今回の出張のいきさつはこちら) 家族で貿易商社を営む我々ですが、別に普段の生活は華やかでもおしゃんでもない。むしろすごくミニマルでローカルな毎日である。なのでこういう海外出張の機会は例外的に外界に…

映画録:万引き家族

是枝監督の最新作、「万引き家族」を見ました。 年金暮らしの老婆に寄生し、万引きや窃盗などの犯罪を生活手段としながら生きる"家族"を描いたお話です。 万引き家族と言っても、果たして彼らを家族と言えるか・・、というのはこの映画の大きな問いかけでも…

姪っ子氏帰国

姪っ子が帰ってきた! ドバイ出張ぶりに会った姪は、相変わらず元気いっぱいの幼児である。まだまだ赤ちゃんっぽいところも多いけど、"AしたらB"という因果の概念が分かるようになったことが最大の成長かなーと思う。時、場所の時空の概念が大分しっかりして…

深圳・上海出張(準備編)⑥

いよいよ迫ってきました。出張準備編の最終回です。 出張直前のもろもろ *現地で私は100人近い方の前でスピーチをしなければいけないことが判明した。。そして中国には英語を話さない人も多いと聞くので、超今更ながら中国語の勉強を始めた。学生時代に3年…

Ramadan Kareem!

先期、うちの会社は中東が絶好調であった。昨年の秋口から中東方面の売上が急激に伸び始め、不調の中国を補って業績を大いに助けてくれた。ドバイに出張に行ったり義妹一家が中東某国に引っ越したのも重なり、昨年は中東の世界が急に拓けたような一年であっ…

最近やらかしたこと

最近やらかしたこと。 その1。商品の引き渡しに使う大事な書類に"PRINTING MACHINE"と書くべきところを"PINTING MACHINE"と書いて送ってしまった。。1文字訂正するのに訂正料金3,000円取られた・・。 その2。輸送費を盛大に誤解したまま取引を進めてしま…

深圳・上海出張(準備編)⑤

中国出張が来週に迫ってきた。 現地では深圳のSさんの会社の会合に参加した後に上海に飛び、Sさんと一緒に2018上海文具展という文具の展示会に参加する予定です。出展800社、参加者5万人という巨大な展示会である。会場で迷子にならないかが心配である。とは…

雑記:Tシャツを買った話

最近買ったTシャツその1 すごく気に入っているのですが、誰からの理解も得られませんでした。 最近買ったTシャツその2 これも気に入っているのですが、誰からの理解も得られませんでした。

夏の予定

今月末は例の中国出張。なんだかんだで1週間くらい滞在することになりました。それと、7月後半には「IGAS」という展示会が東京で開催される。世界四大印刷機材展示会の一つに数えられる、大きな印刷業界の展示会である。いつかの展示会とは違って、印刷業…

読書録:そのひとクチがブタのもと②

「そのひとクチがブタのもと」読書録の続き。 一応family businessのブログなので、"家族"という観点でもう少し語ります。 統計的な事実として、親の肥満は高確率で子供に遺伝する。 とある調査によると、父親か母親が肥満である場合、子供が肥満になる確率…

読書録:そのひとクチがブタのもと

「そのひとクチがブタのもと」という本を読みました。なかなか挑戦的なタイトルだけど、原題は"Mindless Eating"。 Food Psychology(フードサイコロジー/食の心理学)というと大袈裟だけど、我々の食欲がいかに曖昧なもので環境に流されやすいかということ…

韓国からお客さんが来た話

韓国からお客さんが来てくれました。訪問の目的は機械の下見。うちの会社は海外に中古の印刷機械の販売をするという商売をやっているのだけど、物によっては十年以上も使用された機械である。そのため、事前に機械のコンディションをチェックしにバイヤーが…

DIYな会社③

中東某国に暮らす義妹一家の2歳の姪っ子氏は、現在ナーサリーと呼ばれる託児施設に通っている。そのナーサリーにはアメリカからマレーシアからエジプトまで、世界中のキッズが通う。もちろん公用語は英語である。 突如すごい環境に放り込まれた姪っ子氏だが…

DIYな会社②

私はパソコンで作れる物であれば、できる限り自分で作りたいと思うDIY派である。WEB物から動画から各種印刷物まで、知識も能力もないくせに日々色々な物を作っている。 ・・が、立体物のDIYについては致命的に不器用である。電気スタンドとか机とか、誰がど…

DIYな会社

家族で会社を"経営"している・・という表現にはどうも違和感がある。経営という言葉にはどうも大袈裟で偉そうな、中央集権的な響きを感じてしまう。家族4人でやっている小さな会社には相応しくない。 "経営"という表現を避けて会社を"運営"しているという表…

仕事と生活②

仕事と生活の垣根が無い日々の話の続きです。 サラリーマン時代、仕事と生活の間には不可侵の壁があった。 スーツを着て電車に乗って会社に行き、オフィスの机に座る・・という儀式を経ることで生活からは完全にエスケイプできる。会社では(少なくとも勤務…

仕事と生活

私、妻、義父、義母の4人で会社を運営しているのだけど、4人で会社を運営しているといっても定時がある訳でもないし、全員が同時に働いている訳ではない。 家業を営む我々は、働きながら家の用事も遂行しなければならない。炊事、洗濯、掃除、買い物、クリ…

家計の時間

家計の管理、どうやっていますか? サラリーマン時代、周囲を見渡すと既婚者は「お小遣い制」を敷いている方がほとんどだった気がする。その場合、専業主婦の奥様が家計を管理しているのが一般的であった。働き盛りの既婚者は忙しいため、家計の管理を含めた…

展示会の歩き方

"関西高機能フィルム展"という展示会に行ってきました。 こういった各種業界の展示会が国内各地で定期的に開催されており、貿易マンにとっては新たな商材を開拓する一番の手段である。ビジネスマッチングサイトが普及してからは展示会の意味合いも大きく変わ…

雑記:カフェロイドが欲しい話

私はお酒はほとんど飲まないのだけど、コーヒーをよく飲む。 多分豆代だけで月に5,000円くらいかかっているのだけど、まぁお酒代よりは安いかなと思って許容している。手挽きミルでコーヒー豆をごりごりと削る時間は私の小さな幸せの時間である。 そんな私が…

読書録:英語は3語で伝わります②

昨日の話の続き。 "~が~する"というSVO形の表現力の豊かさについてはなるほどーという感じで楽しく読んでいるのだけど、今の私がそれ以上に仕事で重宝しているのが「命令形」である。 英語は日本語と違って主語を省略することが文法上許されないのだけど、…