ウッタラ・バンクの謎
家族で貿易業を営む我々は、海外の銀行とやりとりをする機会が結構多い。貿易の世界では「早く商品をよこせ!」「いや、金が先だ!」・・といった西部劇みたいな(?)シチュエーションになることがよくあるので、そういうときは銀行に間に入ってもらって取引を仲介してもらうのです。
うちの会社で一番やりとりをする機会が多いのは、バングラデシュにある「ウッタラ・バンク ナワブプール支店」という、この仕事をやっていなければ一生聞くことがなかったであろう銀行である。
ウッタラ・バンクは困った銀行だ。時には何百万円という取引を完了させるために必要な書類のやりとりをするのだが、ウッタラバンクは銀行の癖にかなりの高確率で初歩的なスペルミスをしたり、金額の桁を間違えてきたりする。銀行にミスをされると後々すごく面倒なことになるので、ウッタラバンクから書類が来たら必死にチェックをしている。普通逆じゃないのか。。
"銀行"とか"通関"とか"郵便"とか、日本の感覚だと絶対しっかりしてるであろう機関が往往にして頼りないのは発展途中の国と取引をする際の悩みどころなのだろうか。いつか現地に行く機会があれば担当者に嫌味の一つでも言ってやりたいのだけど、機会あるかな。。