familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

健康について⑦

話題が家業から遠ざかっている気がするので、一旦最終回です。最後に私の尊敬するエネルギッシュな日々を送っている祖父達について書きます。 満90歳になる母方の祖父は、80代終盤まで院長として町病院を経営していた。地方都市の町病院に似つかわしくない…

健康について⑥

アレルギー体質の話の続き。 これも認めたくない事実であるけれど、花粉症体質である。(アトピーと根は一緒らしい。ヒスタミンというアレルギー原因物質が生成されやすい体質なのだ) 春先のこの季節は憂鬱な季節で、家の中にいてもくしゃみや鼻水が止まら…

健康について⑤

アトピーとの戦いの話の続きです。 アトピー悪化の原因は油と砂糖の摂り過ぎ・・という結論に至った私は、妻の協力のもと食生活の改善を始めました。 ・植物油・・・摂らない ・砂糖 ・・・可能な限り控える ・お肉 ・・・可能な限りお魚や野菜に代替する と…

健康について④

認めたくない事実だけれど、アトピーが持病である。 一説によると、人間の体質は交感神経優位のアグレッシブな人と、副交感神経優位の非アグレッシブな人に分かれるらしい。私は副交感神経優位のダラダラ人間らしく、そういう人はアレルギー系の症状が出やす…

健康について③

家業の共通のアクティビティはテニス。 一応中高テニス部だった私も結婚してから10年ぶりにテニスを再開した。義父と義母は40代になってからテニスを始めたらしいが、レッスンや試合に通い詰めて上達したらしい。私は倍以上も年が離れているはずの義父に連…

健康について②

ジムのお姉さん「体力測定の結果です」 わたし「はぁどうも。(見方がよく分からない・・)」 わたし「この青い人はなんですか?」 ジムのお姉さん「えーっとそれは・・、筋肉があるところが赤くなるはずなんですけど・・・ちょっと青いですね・・・」 わた…

健康について①

家業を始めてから、「健康でいること」の意味が大きく変わった。 サラリーマンだった頃はもし私が大病を患ったり怪我をして働けなくなったとしても実に手厚い保障があったものだけど、今はそんなものはない。働けなくなったら給料ゼロの厳しい世界である。 …

ドバイ出張⑨

ドバイ編は最終回・・と書いたけれど、ちょっと書き漏らしたことを追記しておきます。 中東をとりまく市場の未来について ○アフリカへの中継点はどこだ うちの会社では輸出のメイン地域が10年周期で移動する説を鑑みると、アフリカ大陸の市場にどうやって…

ドバイ出張⑧

ドバイ出張記、最終回です。 最終日は最後のご褒美ということでビーチエリアに移動。ドバイのビーチエリアは世界中の富裕層に向けて国を挙げて再開発されたエリア。ここにあるドバイ最高級ホテルは安い部屋でも一泊40万円らしい(!)。我々夫婦は予算的に…

ドバイ出張⑦

なんだかんだで無事に商用は終わり、最後の数日は遊んで帰ってきました。姪っ子氏は頑張ったご褒美にプールに連れていってもらい、義妹と中東某国に帰っていきました。 仕事以外のもろもろ ○旧市街 ニュードバイ(新市街)に対してオールドドバイと呼ばれる…

インドについて②

インドについて思うこと。続き。 ▼インドの国教はカースト(階級)の思想があるヒンドゥー教だけど、この思想はインド在住でなくても強い影響を持つようだ。そのため、インド系の会社では同族内での序列関係が結構はっきり分かれている。これは単なる職務上…

インドについて①

今回のドバイ出張でお会いした方は全員インド人。今回の出張を含めるとこれまでにビジネスでお会いしたインド人は10人を超えたはずだ。まだまだ不勉強だし現地にも行ったこともないのだけど、少しはインド(人)について理解が進んできた気がする。ドバイ…

ドバイ出張⑥

ドバイ4日目。 商用は最終日で、この日は初日にお会いしたお客さんのオフィスに招いて頂いた。 応対してくれた営業担当氏は、バットマンの執事アルフレッドのようなジェントルで落ち着いた感じの初老のインド人男性である。 彼は倍ほども年の離れた我々のよ…

ドバイ出張⑤

ドバイ3日目。本日も商用。 本日のお客さんは、昨日に比べると我々と年齢が近い。インドから仲間と親戚で移住してきて始めた会社だとのことなので、仲間うちで立ち上げた元気なベンチャー企業といった風情だろうか。やりとりの多い共同経営者の男性もわざわ…

ドバイ出張④

うちの会社には、しょっちゅう連絡をとるのに実は全く素性を知らない・・というお客さんが結構いる。なのでいざ会いに行くと、タイ人だと思ってたらインド人だった・・とか、男性だと思ってたら女性だった・・とか、若者だと思ってたらおっさんだった・・み…

ドバイ出張③

関西空港からドバイまでは直行便で11時間。現地時間朝の三時に到着した。 現地は日本の真夏くらいの気温だろうか。快晴に恵まれ(雨はほとんど降らないのだけど)、日中は妻とちゃっかり観光。ブルジュハリファという世界一高いビルに登ってみたり、ふもと…

ドバイ出張②

イントロその2。 ドバイという都市についての補助的な説明をしておきます。 ▼ドバイという都市には、オイルマネーで潤った裕福なアラブ系の人達が高級外車を乗り回すバブリーな都市・・というイメージを持つ方が多いと思う。確かに世界一高い建造物はドバイ…

ドバイ出張①

ドバイ出張編のイントロです。 30ヶ国を相手に商売を営む我々ですが、10年単位で見るとメインの顧客がいる地域は大きく入れ替わっていることが分かる。 ○創業期・・・ヨーロッパ諸国 ○20年前・・中国 ○10年前・・東南アジア諸国 ○最近・・・インド・…

「逃げ恥」を見た②

逃げ恥の感想の続きです。 核家族が日本の家族形態の圧倒的主流になってから50年程度。一昔前と比べると我々の家族あり方は既にばっさり分断されているということになる。 「逃げ恥」の世界でも、家族=核家族が前提になっている。親世代の登場人物は田舎…

「逃げ恥」を見た①

お正月に「逃げ恥」が再放送されていましたね。私はドラマにそんなに興味がないのだけど(そもそもテレビをあまり見ない)、ずっと見たがっていた妻に捕まり最後まで見る羽目になった。せっかくなので感想を書きます。 (これから見るのを楽しみにしている方…

家業と育児⑥

育児を皆で分担できるのはファミリービジネスの利点だし、大人4人で子供一人なんて贅沢すぎるくらいの環境だから楽だねー。 ・・という思い込みは、2歳児のパワーによってあっさり打ち砕かれた4ヶ月だった。 子育てを知らない私が言うのも憚られるけれど…

家業と育児⑤

いよいよ義妹親子の出国が迫ってきた。 義妹を迎えに旦那氏が一時帰国し、義妹家族は出国前に日本で過ごす最後の夏休みを迎えていた。この夏休みが終わると、我々家族は6時間の時差を抱えて8000キロ以上離れた国で暮らすことになる。 じっくり家族でコミュ…

家業と育児④

姪っ子のみーちゃんを育てながら家業をする話の続きです。 妻「お父さん!!!お父さーん!!!!」 妻「暇でしょ!?(暇ではない)ちょっと葉っぱ行ってきて!!」 "葉っぱ"とは、家の前の川に葉っぱを流すという謎の遊びである。何が楽しいのかはよく分か…

家業と育児③

姪っ子のみーちゃんを育てながら家業をする話の続きです。 自宅で仕事をする母親を見て育ったからか、ファミリービジネスのDNAがこの子にも息づいているのか、みーちゃんは「仕事」にすごい憧れがあるようだ。 FAXが届いたら遊びや食事を中断してFAX機の元に…

家業と育児②

姪っ子のみーちゃんを育てながら家業をする話。 2歳児みーちゃんを迎えた4ヶ月、うちの会社は大きなチャレンジを迎えることになった。 全員がプレイヤーであり自宅が事務所でもあるうちの会社は、仕事だけをしているわけではなく炊事・洗濯・掃除などの様…

家業と育児①

昨年の話なので私は会社員だった頃の話なのですが。 妻には妹がおり、彼女も家業を担う一員である。私からみたら妻、義妹、義両親の4人が家業のオリジナルメンバーということになる。 義妹は当時は関東在住だったのだけど、サテライトオフィスという形で姉…

語学と貿易⑥

ネイティヴキャンプが面白い話。ネタは尽きないけど最終回にします。 フィリピン人講師から話を聞いていると、明るい話題ばかりではなくフィリピン社会の暗部に触れてしまう機会も多い。 ・dependent(依存体質)な大人達 フィリピンでは、自立した子供が経…

語学と貿易⑤

ネイティブキャンプが面白い話の続き。 100回以上フリートークをしてみた実感として、ネイティブキャンプのフィリピン人講師は以下の4タイプくらいに分類されます。 ①バイト大学生 フィリピンは大学進学率もまだまだ低いそうなので、大学に行けているの…

語学と貿易④

ということで、ネイティブキャンプのレッスンはフリートーク一択で受講している。 私がフリートークに求めるものは"想定外の事態"。未知の話題や語彙に出会って、苦労したり冷や汗をかいたりしながら語学は上達するものだと思っている。 とはいえ、毎日やっ…

語学と貿易③

英語より大事なことは山ほどあるとはいえ、大事な要素の一つであることは間違いない。スリランカの顧客と飲んでいた時、どうやったら英語って上達しますかねー、と何気なく尋ねたところ、義父と顧客が口を揃えて「necessity!(必要性!)」と答えてくれた。 英…