familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

ファミリーライブラリーを作ろう!②

ファミリーライブラリーの話の続き。

ファミリーライブラリを作るにあたって実現したいことをまとめると、以下の3つです。

1、写真やビデオの散逸のリスクを最小化する

2、時系列&イベント別に管理し、必要なときすぐに参照できるようにする

3、ただ管理するだけでなく、過去の記録が新たな価値を生む機会を増やす(振り返りの機会を増やす)

この目標に挑戦するにあたって、写真やビデオの現実的な保存方法は①印刷物②パソコン③外部記憶媒体④クラウドの4択ぐらいだろう。

最近の流行ではGoogle driveAmazon prime photoなどのクラウドサービス一択!なのだろうけど、クラウドは真っ先に検討から除外した。こんなにも世の中がクラウド一択に突っ走っているのが信じられないくらい、ファミリーライブラリーにおいては私はクラウドサービスを信用していない。

家族の歴史を託すにはクラウドは不適だと感じる理由は多いけど、第一にクラウドのデータ散逸リスクはすごく高い。ログインアカウントを忘れたら即終了だし、何かの拍子にアカウントがハックされたり凍結されても即終了である。ストレージにお金を払い続けなければデータは勝手に消滅する。(制限容量なしで写真とビデオを保管できるサービスは現状存在しない)

そして、データが大量になると取り回しが非常に難しくなる。どの端末からでもクラウド上の膨大なデータベースにアクセス可能なのがクラウドの強みなのだろうけど、amazonphotogooglephotoもネットが弱いところでは使い物にならない。そして、一度クラウドに写真10万枚級、何百GBというデータを預けてしまうと、全件をローカルに戻す(ダウンロードする)のは不可能に近い。そうなると、半永久的にクラウドに頼る羽目になる。この先何十年も、インドだかシンガポールだかどっかのサーバーに家族の歴史を置きっ放しにするのが、本当に最善手なのだろうか。お気楽にクラウドにデータを放り込んで満足している人達は、そのへんをどう考えているのだろう?

・・かといって紙(アルバム)に戻すのも現実的には不可能である。紙媒体の閲覧の簡易さは素晴らしいけれど、10万枚の写真を全て印刷して保管するのは不可能だし、長期間の保管を考えるとアルバムも紛失リスクが伴う。

 

そんな諸々を考えて私が辿り着いた結論が以下の通りです。

結論→macの写真アプリを非クラウドで使う。そこに全ての写真、動画を手動で放り込む。イベント別の管理も手動。デバイス間のデータの移行も手動。

・・という時代に逆行するやり方である。macの写真アプリはUIが綺麗なので思い出を振り返る機会は自然と増える。全てのデータをローカルで一元管理できているので、いつかパソコンを買い換えるときもデータの引っ越しは簡単。パソコンに保管されたデータは死蔵しちゃうのがお決まりだけど、タブレットの登場によってこの問題は大分改善された。データを手動で移して持ち運ぶというアナログな方法だけど、今のところは満足して使っております。

唯一最大の欠点はとにかく手間がかかることだけど、写真を整理する時間も大事な振り返りの時間だと割り切ることにしている。

f:id:familybusiness:20180724231041p:plain