familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ

横ドラが怖い話②

人生初の横ドラ、なんとか無事に生還しました。

同乗してくれたインドのお客さんは現地に巨大な倉庫と数十人の従業員を抱える大きな会社の経営者。20歳くらい歳上の方である。

新大阪駅からうちの事務所までお客さんと二人で1時間程のドライブ。直前まで事故って死ぬんじゃないかと本気で心配していたのだけど、いざ本番となると会話も運転も案外スムーズであった。私の語学が少しは成長したのか、それとも英語で話すしかない状況に追い込まれると言葉はなんとかなるものなのだろうか。

往き道はSさんの身の上話を聞かせてもらった。Sさんは元々、叔父が印刷工場を営んでいたことがこの道に入る契機になったそうだ。インドにはSさんのように親戚筋を巻き込んでゆるやかなコングロマリットを形成するという"大家族型"のファミリービジネスを営む方が結構多い。"核家族型"のファミリービジネスを営む我々としては参考になる話を沢山聞かせて頂いた。

もう一つ盛り上がった話題は日印の物価の違い。一番衝撃的だったのは、インドでの携帯電話の料金。電話かけ放題、4Gネットワーク使い放題で現地でのお値段は・・なんと250円!日本の携帯料金は高いという話は聞いたことはあるけど、衝撃的な価格差である。格安SIMなんかで喜んでいる場合でもない気がする。

帰り道は、互いの文化の違いについて突っ込んだ議論が出来た。お題は「ラブ・マリッジ(自由恋愛)の日本と、アレンジド・マリッジ(お見合い結婚)のインドはどちらが幸せか?」というもの。

インドでは75%がお見合い結婚。子供の結婚相手は親が決めるのが一般的だそうだ。最近はお見合いアプリなども普及しているらしいけど、もちろん使うのは親である。結婚前に婚約者と接触することはなく、結婚はぶっつけ本番。婚前の性交渉は文化的に厳しく禁止されている。

それで結婚生活が上手く行くのか不思議であるけど、Sさんの結婚生活は大変幸せそうである。子供の結婚に親・親戚・地域の人々・宗教的関係者の全員が関与して結婚生活を支援するので不幸になりようがない仕組みになっているとのことだ。毎朝早起きしてスパイスを挽いてカレーを作る奥様をは大変誇っていらっしゃった。

平成に生きる日本人の感覚としてはどうしても信じられないインドの結婚文化であるが、全部自由にしていいけど自分でなんとかして結婚相手を見つけてね。そしてどんな結果になっても自分で責任とってね。家族は手助けしないからね・・という日本の文化も日々沢山の不幸を生んでいる気がする。日本の結婚文化をかいつまんで説明すると、それこそ「信じられない!」という顔をされた。

無事にSさんを目的地に送り届け、無事に帰還。今度は一時的に日本語が不自由になる私であった。

f:id:familybusiness:20181023223339p:plain