familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ

ジタバタすればキャパは広がる②

最近のジタバタ話、その2。

facebook経由でインドのお客さんからコンタクトがあった。彼のかなりぎこちない英語を解読するに、とある機械の特殊な部品(正確には部品の部品)を探しているとのことだ。

調べてみるとうちの取り扱いラインには無かったので、残念ながらうちが取り扱っている商品ではないことをお伝えした・・・のだが、インド系のビジネスマンはそんなことでは諦めない。カタコトの英語でyokohamaという都市のxxという会社の@@という担当者が扱っているかもしれないから聞いてみてくれー!とを主張してくる。そこまで分かってるなら自分で聞けばいいじゃないか・・と思いつつ半信半疑のまま教えてもらった会社にコンタクトをしてみると、意外にもスムーズに目当ての部品を仕入れることが出来た。お客さんが仕入れルートまでアレンジしてくれるというのは中々珍しい話である。少額の注文ではあったが仕入れ先・顧客ともに開拓でき一石二鳥の取引であった。たまには良いこともあるものだ。

・・と思っていたら、ここからが大変だった。いざ支払いの段になると、件のインド人がpaypalで送金をしたいと言ってくる。paypalとはクレジットカード決済も可能な電子送金システムなのだけど、うちの会社には未導入である。paypal決済は対応できないと何度説明してもインド人は諦めない。インドは銀行法の影響で銀行送金の手数料が高く経費倒れになってしまうという事情をカタコトの英語で情熱的に説明してくる。

結局、インド人に押し切られる形でpaypal導入を進めることになった。(paypalの送金手数料は5%程度と割安なので、少額の海外送金ならばお得になることは事実である)paypalの登録は案外簡単・・と思いきや、審査をパスするために各種身分証明書の提出に加え、会社の登記簿謄本を取りに法務局まで行かざるを得なかったり、内容証明の郵便物を待たなければならなかったりと結構面倒であった。かくして、先日のe-bayに続き、我が社にめでたくpaypalも導入である。少額の注文でも大事な売上なので、新システムのpaypal決済がまたどこかで役に立つと信じたい。

最近、チリと韓国以外全ての国に行ったことがあるというすごい貿易マンにお会いした。歴戦のビジネスマンが語る成功談や苦労話の数々は、とても同じ業種の方だとは思えないくらいスケールが大きく面白い。大先輩の彼も、私より遥かにスケールの大きい"ジタバタ"を繰り返し続けて今に至っているのかなぁ・・と想像する。いつか本物の貿易マンになれるよう、私もまだまだジタバタしなければ。

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