familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ

ドバイ出張⑨

ドバイ編は最終回・・と書いたけれど、ちょっと書き漏らしたことを追記しておきます。

中東をとりまく市場の未来について

アフリカへの中継点はどこだ

うちの会社では輸出のメイン地域が10年周期で移動するを鑑みると、アフリカ大陸の市場にどうやってアクセスするか?というのが向こう10~20年くらいの課題になるのだろう。その過渡期においては、アフリカ大陸への"中継点"の見極めが重要になってくる。今回ドバイでお会いしたお客さん達は北アフリカも商売の範疇としていたし、歴史的にみても中東が第一候補である。ただ、ドバイ以外にもインドやスリランカなどの南アジアにもアフリカへの中継点としての商売をされているお客さんは多い。"アフリカ大陸開拓!"よりも5〜10年先立って迫ってくる課題なので、早めに情報を集めていこう。

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IT産業とのかけもち

この先印刷業が消滅することはなくとも、紙媒体の力は徐々に衰えていくのかなぁと思う。それを見込んでか今回ドバイでお会いしたお客さんは皆、副業的にIT事業を手掛けていた。石油の価格決定権を失いつつあるUAEIT立国にも熱心で、2020年に開催予定のドバイ万博に向けて未来都市化が進んでいる。インド人はITに強いなんて噂もあるし、彼らのITビジネスもこれから伸びていくのだろうか。ほとんど全売上を印刷業に頼っている我々も彼らを見習って"副業"に手をつけるべきかどうか・・というのも考え続けなきゃいけない課題です。

中東のエコ意識

オイルショック以降日本で教育を受けた人であれば「石油の枯渇=人類滅亡!」という図式が条件反射的に刷り込まれているだろう。これは我々のエコ意識の源にもなっていると思うのだけど、当の産油国であるUAEやサウジアラビアなんかではエコという概念が非常に薄いらしい。ガソリンは産地直送価格ですごく安いし、一生石油を掘り続ける仕事をしている人達が多いような国では石油が枯渇するイメージが沸かないらしい。それに夏場は気温が50℃に達するような国では、"地球温暖化!"なんて言われてもピンと来ないだろう。そのため、エコカーよりスーパーカーがよく売れるし、ゴミの分別なんかもかなり適当らしい。私見では、ドバイを筆頭に中東世界がスマートシティをリードしていく中でこの意識も変わってくると思う。中東においては、エコというキーワードがこの先の商機になるのかもしれない。