familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

深圳・上海出張⑤

スピーチも無事に(?)終わり、パーティーは華やかにお開きになった。

パーティー終了後も、我々海外勢は会場に居座り残ったワインをかき集めて勝手に二次会を開いていた。オーストラリアのRさんとドイツのN夫妻とはたった半日行動を共にしただけだが、この頃にはすっかり打ち解けていた。会場から追い出されてもホテルのロビーに移動して三次会?は続く。遅い時間までSさんとSさんフレンズも付き合ってくれた。きっと疲れていたろうに・・・

 

さて、ドイツで150年近い歴史を持つ画材メーカーの社長であるNさんは、おそらく今回の参加者で一番の"大物"である。とはいえ偉そうな感じの方ではなく、大変気さくで常にエネルギッシュに喋りまくっている人であった。もちろんジョークも抜群に上手い楽しい人である。(日本と海外では"デキる大人"の定義が本当に真逆だよな~・・といつも思う。)

そんなNさんに我々の会社についての話をすると、"事業承継"について真剣に考えた方がいい、と親身にアドバイスをしてくれた。

Nさんの会社は初代から4代目まで代々家族経営だったそうで、彼は5代目にして始めてのサラリーマン上がりの社長だという。彼が社長に就任した時も先代社長が会長として会社に残っていたそうで、きっと事業承継においてはものすごぉぉぉく苦労したのだろう。

会社のサステナブルな繁栄のためだけでなく、誰かが席を急に奪われたと感じないためにこそ、Succeed plan(事業承継プラン)は絶対に必要・・とのことだ。うちの会社は義父はまだまだ元気で頼りになるし、私もまだまだ新米なので事業承継など先の話のように思ってしまうが、次の世代に繋ぐバトンを受け取る日はいつか必ず来るのだろう。

いざその時が来て慌てる前に、日本に帰ったら現実的なプランを一度真面目に考えなきゃな〜と心に留めた。

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