展示会の歩き方
"関西高機能フィルム展"という展示会に行ってきました。
こういった各種業界の展示会が国内各地で定期的に開催されており、貿易マンにとっては新たな商材を開拓する一番の手段である。ビジネスマッチングサイトが普及してからは展示会の意味合いも大きく変わったけれど、売り手と買い手を繋ぐ大事な場であることには変わりない。ネットだけでは分からない情報が豊富な場なので、海外に売れそうな商材を探し歩いて取り扱い商品を増やす・・というのが我々のミッションである。
とはいえ、大手メーカーは市場が乱れるのを防ぐため自社の貿易部門を通じてしか商売しかしないし(直接貿易=直貿と言います)、同じ理由で海外における販売代理店を既に決めてしまっているメーカーも多い。そういったところは特殊な事情でもない限り我々が入り込む余地はない。売上を伸ばそうと思ったら、まだ世の中に発見されていない商材や、隠れた魅力のある商材、大手・準大手メーカーがまだ取り組めていない販路を掘り出す努力が必要になるのだ。
そんな意気込みで参加するものの、我々はフィルム業界では全くの門外漢である。開拓しようにも展示製品の意味がよく分からない。
わたし「これは・・何だろう・・?」
妻 「さあ・・・何かしら・・?」
というアホみたいな会話をしながら各ブースを回ってパンフを集めて回る一日であった。
そもそもが分からない物が多い中、気になったのはエコ商材。例えば通常のプラスチックは自然界で分解されるのに1,000年かかると言われるけれど、麻を主原料にした生分解性プラスチックは、役目を終えたら短期間で土に還る。そして車やスクーターの外装に使用できる程の強度を誇るらしい。(!)エコプリンティング商材と一緒にこういうのも提案できるようになったら商売になるかなぁ