familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

DIYな会社

家族で会社を"経営"している・・という表現にはどうも違和感がある。経営という言葉にはどうも大袈裟で偉そうな、中央集権的な響きを感じてしまう。家族4人でやっている小さな会社には相応しくない。

"経営"という表現を避けて会社を"運営"しているという表現をずっと使っていたのだけど、これはこれで違和感がある。なんか部活とか委員会活動みたいで、プロとしてお金を稼いでいるというニュアンスが薄い。

 

なんかしっくり来ないなぁ。。と、ずっと表現に迷っていたのだけど、最近やっと適切な表現を見つけた。

我々は"DIY"会社を営んでいるのだ。

個人的にはすごく腹落ちする表現である。なぜなら我々の会社はあらゆる意味でDIY的である。何度も言うけど4人しか居ない会社なので、自分の与り知らぬところで誰かが何かをやってくれているということはまずない。会社だったら「先々期の○○地区の営業利益率っていくつ?」とか「事務所の施錠システムのマニュアルどこ?」とか聞いたら大抵の物は出てくるが、うちの会社でそんなことはない。大抵の物は無い・・というと大袈裟だけど、いわゆる会社組織に比べるとそう感じるくらい、色んな物が出てこない。"無い"ことが仕事の前提である。無い物は作る、作れないなら無いなりになんとかする、というDIY精神を発揮しないと仕事にならない環境なのである。「えー無いの!?」「じゃあ作ろう!」という発想転換をスムーズに行い、なおかつそれを楽しめるか・・このへんが家業的な生き方を楽しめるかどうかの分かれ目である気がする。

特にウェブ関連・デジタル機器関連は長らく手をつける人が居なかったようで、私はその分野でDIY精神を大いに発揮して仕事に勤しんでいるところです。(なんと最近までホームページが無かった)

多分続きます。

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