familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

深圳・上海出張⑥

深圳最終日は視察兼ねた観光。中国の画家が集うエリアでの画材店めぐりの一日でした。

深圳の街を見て進んでるなーと思ったのは、やっぱりスマートフォン決済。

・駐車場代の支払いは全てスマートフォン決済。駐車場の出入り口にカメラが設置されており、そのカメラが車のナンバープレートを識別して記録、あちこちに設置してあるQRコードをスマートフォンで読み取ることで駐車料金を決済するという仕組み。小銭ない・・・駐車場から出られない・・・というトラブルとは無縁である。日本にも普及すればいいのに。

・レストランや喫茶店の卓上にもQRコード。店員さんを呼ばなくてもオーダーが出来たり、料金の支払いもセルフで出来る。店員さんが日本ほど親切ではなく、人口の多い中国では合理的な仕組みである。(ちなみに高級店にはQRコードはなかった。中国では店員さんが注文を取ってくれるのは"高級な"サービスなのだ。)

・小売店のショーケースにもあちこちに天猫(楽天のようなEコマースサイト)へアクセスできるQRコードが貼ってある。スマートフォンで読み取りをすることで、お店のオンライン店舗でも買い物することも可能である。日本ではAmazon vs 小売店!みたいな対立構図が未だに語られるけれど、中国ではとっくに新しい仕組みをadoptして共存しているのだ。

 

色々と驚いたけど、すごいのはなんと言っても普及率。深圳では個人商店から小汚い飲食店に至るまで、ほぼ全ての場所でスマートフォン決済が可能である。QRコードも電子決済も別に新しい技術ではないけど、日本がこの水準に追いつこうとしたら何年かかるかは想像もつかない。

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