familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ

バングラデシュ出張②

出張初日。滞在したホテルの目の前の大きな道路は、空港からダッカ市街地までを貫くメインの通り。バングラデシュの道を走るのは、ヨーロッパから輸入されたらしいオンボロのバス、CNGという圧縮天然ガスで走る小型タクシー、バイク、車。そして市民の足はリキシャと呼ばれる荷台のついた自転車である。時には4人もの人を荷台に乗せてリキシャはたくましく走る。

それらが車線などお構いなしに我先にと走り回る。車で移動するならば、クラクションを鳴らしまくってリキシャやCNGをかき分けながら進む必要がある。

日本は世界一信号機の多い国らしいが、バングラデシュでは信号機をほとんど見かけなかった。信号機のある交差点でも誰も信号は守らない。唯一信号が守られていたのは、警察官が見張っている交差点だけであった。

こんなことで危なくないのか。当然危ない。滞在中、一度交通事故の現場を目撃した。加害者、被害者が大声で口論していたが、仲裁を買って出るおじさん、どちらかの側について口論に加わる人、見物人などがぞくぞくと集まり、一瞬ですごいカオスが生まれていた。また、バイクで割と激しく追突されたこともあったけれど、追突した方は「ごめんね!(^^」といった感じで走り去って行った。多少のことで驚いていてはいけない国である。きっと我々だけであれば移動もままならなかっただろう。お客さんがホテルまで迎えに来てくれて非常に助かった。

車で小一時間ほど走り、お客さんのオフィスに到着。最終的には8時間に及ぶ長い商談であった。商談をしながらアザーンを3回は聞いただろうか。。夜はお客さんの自宅に招いて頂く。屋上プールつきの5階建ての自宅には使用人と運転手が2人づつ。ガレージの外壁は水槽(!)想像以上に豪華な自宅であった。

すごいご自宅にびびりながら、奥様が作った手料理を頂く。バングラデシュの料理は、基本的に大盛りのライスもしくはビリヤニ(インド風炊き込みご飯)、それにカレー数種類、揚げ鶏や揚げ魚を添えて食べるというもの。辛さを控えめに作って頂いたお陰で大変美味しかった。(が、毎食どんぶり飯のような食生活なので、糖尿病が社会問題になっているらしい。)そしてどんどん薦めていただくので、お腹がはちきれそうになるまで頂いた。長期滞在していたら間違いなく太ったはずだ。

日本の旧車好きの息子さんと打ち解けた私は、特別に彼の愛車に乗せてもらってホテルまで送ってもらう。若者2人を乗せたトヨタコロナは、相変わらずカオスな夜のダッカの裏道を爆走していく。バングラデシュのカオスっぷりの率直な感想を伝えると「Eventful country」と言われた。その通り、見飽きない国である。

f:id:familybusiness:20191228221819p:plain