Uberを褒めちぎる①
海外でタクシーに乗ったことのある方なら、タクシー運転手に殺意を覚えたことのない人はいないだろう。
それぐらい、慣れない国でタクシーに乗るのは超ストレスフルなことである。
そもそも適正な料金で乗車することが難しい。大抵のタクシーの運ちゃんはこちらが観光客だとみると料金をふっかけてくる。「あそこまで行くなら○○円だよ!」とメーターを入れずに法外な料金を提示してくることは多いし、なんなら現地に着いてから荷物代などの理由をつけて追加料金をふっかけてくることだってある。最短ルートで目的地まで運転してくれたのか怪しいことだって多いし、その国のタクシー事情や料金の相場に詳しくないと後から「やられた!」と気づくことだってある。
移民系のドライバーにあたったらその土地の有名な観光地ですら「何ソレ?」という顔をされることもあるし、携帯のナビを見ながらでもなかなか現地に辿り着けない運転手もいる。
特に厄介なのが空港。現地に到着したばかりでは、気を引き締めているつもりでも心の準備が出来ておらず、日本の感覚を引きずってしまっている。そんなビギナーを悪質なタクシー業者がハゲタカのように狙っている。愛想の良いタクシー運転手の客引きに案内されたら案の定白タク(無免許の違法タクシー)だったり、スーツケースを持ってもらっただけでお金を取られることだってある。
タクシーで嫌な思いをするのを避けるために電車などの公共交通機関を利用する手もある。確かにトラブルは少ないかもしれないけれど、重い荷物を抱えて目的地まで延々歩く羽目になり、旅先での貴重な時間を失うことになることもままある。
本当に難儀なもので、現地での移動が海外旅行の最大のストレスなのではないかと思うほどだ。旅慣れている人はどうしているのだろうか。
そんな私にとって"Uber"は待望のサービスでした。続きます。