familybusiness’s diary

家族で貿易商社を営む日々のあれこれ/オンライン読書会はじめました

深圳・上海出張①

6泊7日の中国出張より無事に戻ってきました。(今回の出張のいきさつはこちら) 家族で貿易商社を営む我々ですが、別に普段の生活は華やかでもおしゃんでもない。むしろすごくミニマルでローカルな毎日である。なのでこういう海外出張の機会は例外的に外界に…

映画録:万引き家族

是枝監督の最新作、「万引き家族」を見ました。 年金暮らしの老婆に寄生し、万引きや窃盗などの犯罪を生活手段としながら生きる"家族"を描いたお話です。 万引き家族と言っても、果たして彼らを家族と言えるか・・、というのはこの映画の大きな問いかけでも…

姪っ子氏帰国

姪っ子が帰ってきた! ドバイ出張ぶりに会った姪は、相変わらず元気いっぱいの幼児である。まだまだ赤ちゃんっぽいところも多いけど、"AしたらB"という因果の概念が分かるようになったことが最大の成長かなーと思う。時、場所の時空の概念が大分しっかりして…

深圳・上海出張(準備編)⑥

いよいよ迫ってきました。出張準備編の最終回です。 出張直前のもろもろ *現地で私は100人近い方の前でスピーチをしなければいけないことが判明した。。そして中国には英語を話さない人も多いと聞くので、超今更ながら中国語の勉強を始めた。学生時代に3年…

Ramadan Kareem!

先期、うちの会社は中東が絶好調であった。昨年の秋口から中東方面の売上が急激に伸び始め、不調の中国を補って業績を大いに助けてくれた。ドバイに出張に行ったり義妹一家が中東某国に引っ越したのも重なり、昨年は中東の世界が急に拓けたような一年であっ…

最近やらかしたこと

最近やらかしたこと。 その1。商品の引き渡しに使う大事な書類に"PRINTING MACHINE"と書くべきところを"PINTING MACHINE"と書いて送ってしまった。。1文字訂正するのに訂正料金3,000円取られた・・。 その2。輸送費を盛大に誤解したまま取引を進めてしま…

深圳・上海出張(準備編)⑤

中国出張が来週に迫ってきた。 現地では深圳のSさんの会社の会合に参加した後に上海に飛び、Sさんと一緒に2018上海文具展という文具の展示会に参加する予定です。出展800社、参加者5万人という巨大な展示会である。会場で迷子にならないかが心配である。とは…

雑記:Tシャツを買った話

最近買ったTシャツその1 すごく気に入っているのですが、誰からの理解も得られませんでした。 最近買ったTシャツその2 これも気に入っているのですが、誰からの理解も得られませんでした。

夏の予定

今月末は例の中国出張。なんだかんだで1週間くらい滞在することになりました。それと、7月後半には「IGAS」という展示会が東京で開催される。世界四大印刷機材展示会の一つに数えられる、大きな印刷業界の展示会である。いつかの展示会とは違って、印刷業…

読書録:そのひとクチがブタのもと②

「そのひとクチがブタのもと」読書録の続き。 一応family businessのブログなので、"家族"という観点でもう少し語ります。 統計的な事実として、親の肥満は高確率で子供に遺伝する。 とある調査によると、父親か母親が肥満である場合、子供が肥満になる確率…

読書録:そのひとクチがブタのもと

「そのひとクチがブタのもと」という本を読みました。なかなか挑戦的なタイトルだけど、原題は"Mindless Eating"。 Food Psychology(フードサイコロジー/食の心理学)というと大袈裟だけど、我々の食欲がいかに曖昧なもので環境に流されやすいかということ…

韓国からお客さんが来た話

韓国からお客さんが来てくれました。訪問の目的は機械の下見。うちの会社は海外に中古の印刷機械の販売をするという商売をやっているのだけど、物によっては十年以上も使用された機械である。そのため、事前に機械のコンディションをチェックしにバイヤーが…

DIYな会社③

中東某国に暮らす義妹一家の2歳の姪っ子氏は、現在ナーサリーと呼ばれる託児施設に通っている。そのナーサリーにはアメリカからマレーシアからエジプトまで、世界中のキッズが通う。もちろん公用語は英語である。 突如すごい環境に放り込まれた姪っ子氏だが…

DIYな会社②

私はパソコンで作れる物であれば、できる限り自分で作りたいと思うDIY派である。WEB物から動画から各種印刷物まで、知識も能力もないくせに日々色々な物を作っている。 ・・が、立体物のDIYについては致命的に不器用である。電気スタンドとか机とか、誰がど…

DIYな会社

家族で会社を"経営"している・・という表現にはどうも違和感がある。経営という言葉にはどうも大袈裟で偉そうな、中央集権的な響きを感じてしまう。家族4人でやっている小さな会社には相応しくない。 "経営"という表現を避けて会社を"運営"しているという表…

仕事と生活②

仕事と生活の垣根が無い日々の話の続きです。 サラリーマン時代、仕事と生活の間には不可侵の壁があった。 スーツを着て電車に乗って会社に行き、オフィスの机に座る・・という儀式を経ることで生活からは完全にエスケイプできる。会社では(少なくとも勤務…

仕事と生活

私、妻、義父、義母の4人で会社を運営しているのだけど、4人で会社を運営しているといっても定時がある訳でもないし、全員が同時に働いている訳ではない。 家業を営む我々は、働きながら家の用事も遂行しなければならない。炊事、洗濯、掃除、買い物、クリ…

家計の時間

家計の管理、どうやっていますか? サラリーマン時代、周囲を見渡すと既婚者は「お小遣い制」を敷いている方がほとんどだった気がする。その場合、専業主婦の奥様が家計を管理しているのが一般的であった。働き盛りの既婚者は忙しいため、家計の管理を含めた…

展示会の歩き方

"関西高機能フィルム展"という展示会に行ってきました。 こういった各種業界の展示会が国内各地で定期的に開催されており、貿易マンにとっては新たな商材を開拓する一番の手段である。ビジネスマッチングサイトが普及してからは展示会の意味合いも大きく変わ…

雑記:カフェロイドが欲しい話

私はお酒はほとんど飲まないのだけど、コーヒーをよく飲む。 多分豆代だけで月に5,000円くらいかかっているのだけど、まぁお酒代よりは安いかなと思って許容している。手挽きミルでコーヒー豆をごりごりと削る時間は私の小さな幸せの時間である。 そんな私が…

読書録:英語は3語で伝わります②

昨日の話の続き。 "~が~する"というSVO形の表現力の豊かさについてはなるほどーという感じで楽しく読んでいるのだけど、今の私がそれ以上に仕事で重宝しているのが「命令形」である。 英語は日本語と違って主語を省略することが文法上許されないのだけど、…

読書録:英語は3語で伝わります

「会話もメールも英語は3語で伝わります」 特許翻訳者の中山裕木子さんという方が書いた本を読んでいます。 "3語"の言わんとするところは、somebody does somethingという、主語→動詞→目的語という構文(いわゆるSVO型)を使いこなせば英語表現はシンプル…

ゴールデンウィークの過ごし方②

♯今週のお題「ゴールデンウィーク2018」 書き物や仕事をする元気もなかったので、ひたすらテレビを観て過ごしたゴールデンウィークであった。普段私があんまりテレビを見ないので、録り溜めたテレビ番組やNetflixを時間を気にせず夫婦で観る機会は意外に貴重…

ゴールデンウィークの過ごし方①

♯今週のお題「ゴールデンウィーク2018」 連休明けて月曜ですね。皆様良いゴールデンウィークを過ごせましたか? 私は最悪のタイミングで風邪をひいてしまい、遂に家から一歩も出られぬまま連休終了でした。大切な予定もキャンセルしてしまったし、仕事も一日…

深圳・上海出張(準備編)④

深圳(シンセン)という都市は、上海に比べると規模も知名度も小ぶりである。中国に馴染みの無い方は知らない方も多いんじゃないかしら。定住人口1,400万人。人口では中国第7位の規模である。 ただ、実は深圳は中国の経済成長の最先端を行くかなりトガった…

深圳・上海出張(準備編)③

スピーチの件は未だガクブルなのだけど、深圳・上海という都市について理解を深めておこうと思い簡単にまとめておきます。 ○上海 群馬県とほぼ同じ広さのエリアに常住人口2,400万人を数え、首都北京を抑えて中国最大の都市。これはニューヨークを超える規模…

深圳・上海出張(準備編)②

輸出をメインでやっているうちの会社は、こっちから用事を作らない限り海外出張の機会はそんなに多くない。(輸入する側は機械のコンディションを事前にチェックしたり買い付けの価格交渉をしたり、具体的な用事があることが多い) なので私は仕事で海外に行…

深圳・上海出張(準備編)①

6月に深圳・上海に出張に行くことになりました。 定期的にマンガを催促してくる中国のSさんの話を覚えていらっしゃるだろうか。 個性的なお客さんに恵まれているうちの会社であるが、中国のSさんはその中でも特に個性的な方である。 ビシっとスーツでお会い…

読書録:コンテナ物語③

コンテナ物語の読書録の続き。これで最後です。 お話のスケールはぐぐーっと小さくなるけれど、最後に我々ファミリービジネス貿易業におけるコンテナとの関わりについて。 海外のお客さんに商品を輸送する際、何百キロという重量の印刷機械は船でしか送りよ…

読書録:コンテナ物語②

「コンテナ物語」読書録の続きです。長いです。 ものの本によると、イノベーションとは「技術的イノベーション」「非技術的イノベーション」のいずれかに大別されるという。コンテナリゼーションは、そのどちらに分類されるのか悩むところである。 なにしろ…